Borderlands: The Pre-Sequel 第2回

3回に渡ってのプレイでとりあえず一周目のキャンペーン終了。クリアまでの時間は12時間程度。データサイトを参照するとソロでの平均クリア時間は18時間程度となっており、それに比較すると大分速い事になる。我々のTPSにおけるプレイスタイルは猪突猛進といった感じで、突破可能であるなら仲間の合流を待たずとも強引に突き進み、滅多に止まらず休止するのは自販機程度。インベントリーの整理などをしていると遥か遠くへと置いて行かれてしまう。サイドクエストもほとんど手掛けず、ラストミッションの推奨レベル26に対してインポッシブル判定だった為に、そこからレベル上げをしばらくやった位だった。クリア時の各人のレベルは26~27辺りで、時間は短かったが推奨よりも数段低いレベルのキャラクターでクリアしたという事では無い。

4人Co-opだと敵が多く&硬くなるという難易度上昇は生じるが、その分ソロよりも数が多い倒した敵からのXPを仲間内でシェア出来るのでレベルアップが速い。その他にも以下の様な利点があり、総合的にはプラス面の方がかなり大きい為にクリアまでの時間は短くなるのが普通と言えるだろう。

・ダウンしても味方同士での蘇生が可能
・味方をサポートするスキルを採れば総合力を上げられる
・チーム力を上げるClass Modの存在
・戦闘時の役割分担(エレメンタル武器等)による総合戦闘力のアップ
・死亡時の復活において、全滅以外ならば敵のヘルスがリセットされずにそのまま維持される
・敵が強化される分だけドロップされるアイテムの質も良くなる

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幾つか補足しておくと、TPSでは味方をサポートするCo-op用スキルが増えており、これ等を取得する事で自身の能力はその分だけ伸ばせないにしてもチーム総合力を上昇させられる。例えばAthenaには(BL2におけるMayaのレスと同様に)ダウンしている味方を遠方から盾を投げ付けて一瞬で起こせる「クリア!」というスキルが在る。Wilhelmであれば自分の周囲に回復用のドームを創り出すとか、Claptrapも味方の銃器性能をアップさせる等。なお前回も書いたがNishaにはこの手のサポート用スキルが無い。

BLシリーズではクラスによる所持制限などは存在せず、必要レベルさえクリアしていればどんな武器やアイテムも身に着けられるのだが、唯一の例外となるのがClass Modである。これは1つだけ在るModスロットに装備出来るアイテムで、多数の種類&性能があって各種能力を上昇させられるのだが、全て特定のクラス限定でそのクラスしか装着出来ない(全6タイプ)。その中にはCo-op用のModも存在しており、自分自身の能力アップの代わりにチーム力をアップさせられる。よってCo-opでは持っているなら優先してこのタイプを装着推奨。具体的にTPSでは以下の様な役割を持ったModがある。

・Athena チームクールダウン速度短縮
・Wilhelm チームシールド性能アップ
・Nisha 無し
・Claptrap チーム弾薬回復
・Jack チームライフ最大値アップ
・Aurelia チームライフ回復

しかしCo-op故の問題点も存在する。代表的な件としては、敵が強化される分だけ武器箱やドロップされるアイテムの質も良くなるが、野良でのマッチングだとそのレアアイテムの奪い合いが発生する可能性が高い(レアアイテム目的という方には不向き)。次にミッション報酬(XP&アイテム)は誰かが受け取った時点で自動で他者も受け取れるが、報酬アイテムが選択制のケースでは各人が直接依頼者に話し掛けないとならないので忘れると貰えない。あとはレアケースだが報酬品がインベントリー内ではなくて直接ゲーム世界内に出現する際には、それは誰か一人しか取る事が出来なくなる。TPSだとあるミッションのクリア後に開けられる様になる武器箱の中身などがそれに当たる(バランスブレイカーとまで言われる強力な武器“Miss Moxxi’s Vibra-Pulse”が含まれる)。なお前回初めて保管倉庫を開いた時に武器が一丁私の倉庫にだけしか入っていなかったという件も、同じMoxxi絡みなので最初に開けた人だけしか貰えない品という可能性あり。他には新規に登場したアイテム生成機であるグラインダーにおいても、生成されたアイテムを他人が先に取ってしまう事も可能なので注意。

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全体的な感想

印象としては本当にBL2の拡張パックといった感じで、新要素も含まれているが大幅に変わったというレベルまでには至っていない。よって新味に欠けるという批判は正しいと言えよう。ただしベースとなっているBL2が優れているので、それに沿っているこのTPSも詰まらない訳では無い。BL2を気に入った人ならこれも楽しめるだろう。発売当時不満が結構出ていたというのは、おそらく価格がフルプライスという件が原因だったのではないかと想像出来る。既に70%辺りまで割り引きセールもされているし、そうなれば価格面での不満も収まっていくと考えられる。

難易度面では初回プレイの感想では結構苦戦したと書いたが、2回目以降(LV12以降)はそうでも無くなった。原因はレベルアップによる能力上昇, 武器やアイテムの質アップ等により、敵の総合的な力をこちら側が上回れるというケースが増えた事による。RPG系のゲームバランスとしては良く有るタイプだが、自身の能力が低い序盤が難しいゲームと言えそうだ。ただソロではまた違った話になるかもしれない。

サイドミッションをこなしたりする事で入手可能となる強力な武器類はあまり得ていないと思うので、他者を確認してはいないがそれほど装備類が優秀という状態でのプレイでは無かったはず。Co-opではソロほど強力な装備は要求されないという話にもなってくる。

なお中盤からはあまり苦労しなかったとは言え、同レベル(LV26)程度での対戦によるラスボスは、ダウン状態を相互に蘇生出来ないソロでは相当に面倒そうな印象。何段階か繰り返して倒さないとならないタイプのボスで、ソロで死亡時にどこまで戻されるのかも気になる(おそらく段階単位で済むとは思うが)。

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Claptrap
私が使っていた訳では無いが、使用可能クラスの一つになったClaptrapは飛び抜けて個性的な能力を持っている。総じてスキルに癖が強くて使い辛いクラスであり、ある程度成長して下層のハイレベルスキルを取るまでは苦戦するタイプとされている。

彼のアクションスキルはVaultHunter.EXE。デフォルトでは7つの異なる能力を備えており、その中から状況を判断して選択された物が発動する(ただし選択ミスも多い)。問題なのはその多くが効果の他にデメリットをも発現させてしまうという所で、Co-opにおいては他のプレイヤーも影響を受ける恐れがある。例えば「メクロマジシャン」では全員射撃のダメージが上昇する代わりに精度が低下。「ファンザーカー」では銃が撃ちっぱなしになって止まらなくなるので味方の蘇生が出来なくなる。「ラバーダッキー」は体がゴムの様になり敵の弾丸を跳ね返すが、ゴムまりの様に跳ねるので狙いが付け難く、また止まらないから蘇生も出来ない。全て特別に強力という訳では無いので他者への迷惑を考慮して使わないという手もあるのだが、発動時にヘルスを全回復して且つ作動中はヘルスのリジェネレーションが働くので当人としては使いたいと厄介。

ただしスキルツリーによりアンロック可能な6種類は性能が高い物が多くて威力を増す。またCo-opでは別に2種類の能力が発動する可能性も持っている。例えば「ナンセンス サクリファイス」はダウン状態の味方全員を蘇生させる代わりに自分がダウンするという能力。

その他の基本的な性能は以下の通り。

・メリットと同時にデメリットを生じさせるスキルが多い
・防御力は低目でダウンし易いが、ダウン状態において威力を発揮するスキルが多くセカンドウインドが得意
・Co-op用のスキルがかなり多くCo-op向けクラスでもある
・ロボットなので空気が要らない為にO2残量を気にする必要が無い
・金属なので火炎に対して強いが、逆にコロッシブ(腐食)系攻撃に非常に弱い
・背が低いので視点が低い。ジャンプ軌道も低目。
・やたらと喋って独り言も多い

今回のCo-opではClass Modとして彼の弾薬回復Modも非常に役に立った。移動中などに持っている武器の弾薬を回復してくれるので必死に箱等を漁るのを減らせる(おそらく同タイプのModの中では低レベルの品だと考えられるがそれでも便利)。特に弾薬消費が激しいNishaにとっては有り難いModである。

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Cryo(冷却)属性
2回目以降からクリオ属性の武器が頻繁に手に入る様になったのだが、戦闘能力アップにおける一番の要因がこのエレメントの性能にあったように思える。今回から加わった新規エレメントになるが、これまでと同じで武器に設定されている確率で敵を凍らせる効果を得られる。凍らせた敵はその場で動けなくなり、また攻撃も出来ない機能停止状態に出来るという点が大きい。ただし強い敵ほど凍り難いし、他の属性と同じでクリオに対して耐性を持っている敵も居る。

凍結持続時間は最大6秒(クリオ攻撃停止後, 連続攻撃は可能)。その間は一定のクリオダメージを与え続けられる他に、近接ダメージ250%, エクスプローシブダメージ200%, クリティカルダメージ200%という効果が得られる。効きが悪いのはシールドに対してで75%にダメージが落ちてしまうのと、凍らせている敵に対してクリオ系武器での継続しての攻撃はクリティカルダメージの効果が落ちるといった弱点はあるものの、それでも非常に強力という感想。特に弾数を数多く連射可能なサブマシンガン系と相性が良い(凍結確率が高くなる為)。 1,2人が凍結役に回り、他者が凍らせた敵に対してエクスプローシブ系武器で攻撃したりといった連携で硬い敵を効果的に葬り去れる。特にNishaはクリティカルダメージを出し易いので、凍結した敵に対して相性が良い。ただし二周目となるTVHM以降ではシールドに対する効果が40%にまで低下してしまう上に、そのシールド持ちのBadassタイプが増加する為に、ショック系でシールドを剥いでからクリオ系に持ち替えるといった手間も要求されるので、効果の程がどうなるのかは検証してみないと何とも言えない。少なくとも一周目においてはオーバーパワーと感じられる位に強力であった。

レーザー武器
E-Techに代わり新規に加わった武器タイプ。レーザーと言うとビームが連想されるが、ここでは弾薬タイプの意味であり、ショットガンタイプもあればサブマシンガン(ブラスター)タイプ, 単発(レイルガン)タイプもあったりと多様である。ビーム系では連射速度が速かったりという利点を持つがその分弾薬消費が早く、中距離までしか届かずに動いている敵にも当てにくいといった風に、それぞれに利点と欠点が在るのも他の武器類と同じ。なお無属性は存在せず全てが何等かの属性付加タイプという仕様。他の武器に対しての比較はまだ良く判らないが、単純にビーム系レーザーは使っていて気持ち良いというのは確か。

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低重力
前回あまり低重力の設定はシビアでは無いと書いたが訂正。2つほどマップ構造に苦労させられるミッションが存在している。プレイ前にジャンプに関しての不満が多いと聞いてはいたのだが、これの事かと納得。月の表面にて落下即死のギャップを大ジャンプする必要がある箇所は別にシビアでは無かったので良いのだが、低重力に関連する複雑な構造を持ったマップが厄介。一つは高低差が激しい施設内で、マーカーは出るがどこを通って行けば良いのかという判別に苦労する。ジャンプ力はあるのだが、透明な壁により意図されているルートを通らないとならないという設定なのがまず問題。それとジャンプ力が装着しているO2キットにも影響される為に、飛んで届くのかという判断(ルートは正解だが自分のジャンプが失敗しているのか、絶対に届かないので別ルートなのか)がやり辛くもなっている。

もう一つのマップはとにかく広大で、なにしろギャップが大きいので一見しただけでは飛んだとして届くのかの判断が難しい。また物理的には届いてもそこに乗れるのかどうかは設定による(透明な壁でブロック等)という条件も付く。ジャンプ台は在るが、うっかりジャンプキーを押下してしまうと飛び過ぎて戻れない事にもなったりと判別も困難。死にながら試して行く他ないという困ったデザインになっている。

Co-opでは誰かが必要なアイテムを取ればそれでOKになるし、ルートについても先行者が正解を通ってチェックポイントの位置を進めてもらえば、その後ジャンプ失敗で死亡してもそこにリスポーンするので追い付けるから問題は軽減されるが、ソロでのプレイではストレスが溜まりそうな予感がしている。

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グラインダー
Co-opでは使用可能になるサイドミッションにアクセスせず放置。基本としては同程度のレア度の品を3つ揃えて合成し、一ランク上のアイテムを製造する機械だが、今回は自販機にエピック(紫)等のレア度が高いアイテムが並ぶ確率が高くなっている為にあまり必要性を感じなかった。素材を集めて持ち運ぶにはバックパックの容量が多くないとならないがそれもまた多くは無いし、貯めておける倉庫は倉庫で容量が少ない段階。調べてみるとやはり一周目では大した意味は無い様で、二周目(TVHM)以降において、自分の欲しいレジェンダリー(橙)武器やアイテムの製造用という位置付けとなっている。よって一周目に良いアイテムが欲しいならば、エピックが出て来る金箱を開ける為のShiftキーが大量に確保可能なのでそれで箱を開けまくるという方法の方がお勧めとなる。

自販機
やはりBL2に比較すると遥かに良い物が並ぶという印象。それとBL2では自販機内アイテムのレベルがそのエリア毎に固定されていたような気がするのだが、今回はミッション進行度に合わせてどの自販機でもレベルが調整されている様に思える。本日の目玉商品にレジェンダリーが並んでいるのを見たのも既に3回目。だが値段が高くて誰も手が出ない。普通にプレイしていたのでは現段階にてこんな額はとても稼げないと思うのだが?(金箱から出たレアを大量に売り捌くとかでもなければ)。

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会話
これまでのシリーズからの変化として、プレイヤーが選択しているキャラクターが会話シーンにて喋る様になり、それに応じてちゃんとNPC側の台詞も変化する様になった。これまでは幾つかの用意されている台詞をスキル発動などの状況に応じてランダムに発言するだけで、シナリオに関連した会話シーンでは喋らなかったはずである。

それと今回のストーリーは、BL2の終了後の時点において、リリス達に捕らえられたアテナが、TPSの舞台となる月エルピスにおいてハイペリオン社の一従業員に過ぎなかったハンサムジャックに何が起きたのか、という過去の出来事を未来の視点から回想するという形で進められる。その為にゲーム進行中に随時、アテナとリリス達との回想会話が挿入されるのだが、これにちょっとしたサプライズが含まれている。ソロで二周目となるTVHM(True Vault Hunter Mode)を試しに少しやってみたのだが、TVHMではこの挿入される会話が一周目とは異なっているという芸の細かさ。BL2から別の人物が会話に参加するという風になっており驚かされた。一周目だけで終了してしまった人、或いは別のキャラクターで一周目をプレイしただけの方はこれを聞き逃している事をお知らせしておく。

今後の予定
ラスボスを倒したので調べてみたが、期待度としては芳しくないという結果に。まずクリア後に挑戦が可能になる4人Co-op前提のレイドボスだが、TPSでは本編のラスボスを使い回しという手抜き加減にガッカリ。まあXP稼ぎとアイテムドロップに期待という程度か。推奨レベル28だそうなのでいきなりでもOKそうではある。なのでシークレットボスの方が面白そうだが、こちらはレベルが高い割にはあまり強くないという話であり、これもまたアイテムとXP稼ぎ目的のみに終わる可能性あり。

そうなるとDLCになるが、これもまた評判があまり宜しくない。BL2ではDLC全4編にキャンペーンが収録されており遊び応えが在ったのに対して、今回は4本のDLCの内2本が追加クラス。もう1本が単なるアリーナ形式でストーリーは無し。唯一4本目だけがストーリーを備えたキャンペーンという構成で、シーズンパスが価格に見合っていないとして不評の様だ。ただこのキャンペーン『Claptrapのデジタルな決死圏』 は面白いという声が高い。このキャンペーンは一周目モードからだとLV30~40のミッションという設定なので、我々のチームとしてはもう少しレベルを上げていないとレベル不足となる恐れがあり、上記のボス戦等をプレイしてからのチャレンジになるだろう。

なおNishaの使い勝手の感想については長くなったので次回の記事にでも。

(注)一部SS上に表示されているアイコンは、今回試しに使用してみたボイスチャットアプリDiscordのオーバーレイでありゲーム自体の機能では無い。

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