Lara Croft and the Temple of Osiris

今回はLara Croft and the Temple of OsirisのCo-opプレイをレポートする。
先に製品の概要を簡単に紹介。

Lara Croft and the Guardian of Light(2010)の続編で今回もCrystal Dynamics作。
このゲームでは2人でのローカル&オンラインCo-opが可能で人気を博していたが、
今回はその人数を4人までに増やしているのが大きな特徴となる。
ローカル&オンラインにて、組み合わせは自由に4人までが参加してCo-opを行える仕様
(各ローカル2人ずつをオンライン接続で4人等)。

2014年12月8日発売。プラットフォームはPC, PS4, Xbox One。まず重要な点として
Steamの製品説明では日本語対応になっていないが、実際にはゲーム内のメニューにて
音声と字幕を独立して日本語に設定可能である。

前作GoLのPC版は日本語未対応であり、またTomb Raider本編の方では日本語DLCを
有料販売するという件で騒ぎにもなった訳だが、何故このゲームは日本語対応なのか?
疑問に感じて調べてみたところ、今回は日本のスクエアエニックスがPC, PS4, Xbox Oneの
ダウンロード版を販売しており、全て価格も¥2,000と同一。よって「Steamで買われると
日本での売り上げに換算されない」, 「価格の高いコンソール版を買わせたい」
といった理由が当て嵌まらないからだと考えられる。Steamの製品説明がおかしいのは
PC版の扱いがぞんざいだからとかその程度の話なのだろう。
(なおGoLには日本語データ自体は含まれており、それを有効にする方法は存在するので、
興味のある方は自分で調べてみると良いだろう)。

LC_ToO-01
Co-opのシステムについて。登場するキャラクターはララを含めて4人。
その中から各人が使用するキャラクターを選択する方式でダブりは不可。
それとホスト役がララ固定というルールでも無く、Co-op開始時に選択画面にて
スライダーを動かしてやりたいキャラクターを各人がダブらないように決める。

キャラクターは考古学者(ララ, カーター)とエジプト神(イシス, ホルス)に分かれ
それぞれ出来る事が異なり、ソロのプレイではララが一人で行える事が分担されている。

・グラップリングフックをフック受け箇所に引っ掛けてよじ登る(考古学者)
・仕掛けを作動させる為に松明で台座等に火を点ける(考古学者)
・杖を使ってプラットフォーム等の仕掛けを動かす(エジプト神)
・杖のビームでセトのマーク(オーブ)を破壊する(エジプト神)

更にCo-opではソロには無い操作も行える。

・グラップリングフックを他人に引っ掛けてそれをよじ登らせる(考古学者)
・グラップリングフックを水平に張ってその上を歩いて渡らせる(考古学者)
・自分の周囲に青い丸形シールドを張りそれを他人に台代わりに使わせる(エジプト神)
・杖を掲げている間、ボール型爆弾の導火線進行を遅らせる(エジプト神)

この役割分担のシステムから、2人Co-opでは考古学者とエジプト神の組み合わせが必須。
3人の場合にはどちら側が2人でも良い。なおCo-op時には専用のチュートリアルも
ちゃんと用意されている。

LC_ToO-02
Co-opにおいては人数に応じて敵の数が自動的にスケーリングされるのだが、
ゲームの目玉とも言えるのがパズルの方も人数に応じて変更されるという所
大凡ではソロ, 2人, 3~4人の参加人数に応じて用意されているパズルが変化する様だ。
あまり攻略サイトがなくてこちらのサイトが最も詳しいと思うのだが、
情報によると厳密に言えば3人と4人の時でもパズルは異なるが、
「プレッシャープレートに全員が乗った状態を保たないとならない」等にて
そのプレートの数が3or4箇所に変わるだけで本質的には変化無しとしている。
ただし検証が不十分なので3人Co-op時のデータを教えて欲しいという書き込みも有り。

例えばソロでは高所に有るフックの受け側にグラップリングフックを引っ掛けて上るだけ。
しかし2人だとフックが無くなっており、エジプト神がシールドを出して台になり
それにジャンプで相方が上って高台に。そこから考古学者が下段のエジプト神へと
グラップリングフックを飛ばして吊るし上らせるという風に変わる。
3,4人になると仕掛けを動かす為に離れた場所に有るプレートに乗ってオンにするとか
離れた場所から他人にフックを掛けてその上を更に別のプレイヤーに渡らせるとか
杖を掲げて仕掛けをオンにする人が必要になったりとか、全員で協力しないと
人数が足りないというパズルが出てくる様になる。

中でも難しい物になると、どういう風にしてクリアするのかという仕掛けを
理解するだけではなく、それを制限時間内に間に合うように全員で動きながら
達成しないとならないタイプ。或いは仕掛けに関わるオブジェクトの数が増えて
どうやってクリアするのか自体が解り難い物も登場してくる。
例としてこのSSの場所では杖のビームで3個のオーブを同時に貫いて
破壊するというのが目的なのだが、ビームを反射させる鏡が多数存在しており
プレートに乗るとそれが出たり引っ込んだりするという仕掛けになっている。
更にビームをどこからどの方向に向かって撃つのか?から考えないとならず
4人で30分位あーだこーだやりながらのプレイとなった。
パブリックでのプレイでボイスチャットが出来ない状況だと相当難易度が高そう。
ただし特に難易度が高い物はチャレンジパズルというオプションに位置付けられており
解けなければパスする事も可能である。

LC_ToO-05

なおゲームの情報にはdrop-in/drop-outをサポートしているとあり、
開発者のコメントにも「参加者が増えるとダイナミックにパズルが変化する」とあるが
先日のプレイテストによれば通常のdrop-in/drop-out方式では無いと思われる。
“通常”とは一切のやり直し無しにプレイヤーがJoin出来るというシステムの意味。
ToOでは新しくプレイヤーが入って来るとキャラクター選択画面に戻されて
そこで新たにキャラクターを選択する事も可能になり
その後最新のチェックポイントからリトライになるという方式であった。
考えてみるとリアルタイムで目の前のパズルの形状を変えるというのは困難で
特に誰かが落ちた際にそれは顕著となる。考古学者&エジプト神のどちらか片方の
担当者が居なくなったらもう進められないケースが大半だと考えられるし
それを考えるとチェックポイントから人数に合わせたパズルに変更しやり直す方が良い。

ゲームプレイの感想。参加者全員ソロでは未プレイの初見Co-opプレイ。
全体の2/3程度は進めていると思われる。なお私は前作GoLは未プレイであるので
それとの具体的な比較は出来ない。

戦闘は人数に応じて敵の数がスケーリングされるが難易度としては高くない。
更にこのゲームには難易度設定が無く、プレイヤー側の好みでより難しくは出来ない。
死んでも10秒程度待てばリスポーンが可能で、その際にはゴールドを支払うが
ゼロになっても復活は無制限に行える。Co-opでは誰か一人でも生き残っていれば
そのまま続行される為に、ゲームオーバーになるというケースは少ない。

アクションシーンにおいても例えば障害物等を避けながら逃げ続けるというシーンが
何回か出て来るが、これも誰かが生きていればその現在進行地点に復活するので楽。
また参加人数変化に素早く反応させる為かチェックポイントの間隔が短く
やり直しになってもほぼセクション単位でやり直せるという点でも簡単である。
パズルの方も先に書いたようにチャレンジ以外の箇所はそれ程解くのに時間は掛からない。

つまり難易度的には緩めであるという印象だが、これは善し悪しである。
あまりに難しくしても、例えば4人全員が高難易度のアクションを決めないと
クリア出来ないという設定だと、誰かが出来ない際になかなか前に進めない等の
問題が起きてしまうし、Co-opを重視しているとなればこの程度が適切という気もする。
ただソロ用に難易度選択が可能という方式の方が望ましいとは言えるだろう。

LC_ToO-04
問題点としては一つ目が「画面内での移動範囲が限られている」という件。
ローカルにて一画面でプレイ出来る様に設計されている為に、他のプレイヤーから離れて
画面端の方に行くと自由に行動が出来なくなる。引っ掛かった様になって動き辛くなるので
こうなると調整し合って皆で集まらないとならない事も。

第二にネットワークにおけるラグの問題。国内プレイヤー同士のPingが低い状況ならば
あまり問題にはならないと思われるが、先日のプレイ時はクライアント側の一人が
ラグでプレイし辛いという問題が発生していた。

実際に掲示板等を見るとラグに不満を訴えるプレイヤーは結構多く、
クライアント側からでは動作するオブジェクト類の状態が正常に反映されないという
大きな問題も報告されている。例えばゲーム内にて爆弾を使ってボールを吹き飛ばし
移動させるというシーンが出て来るのだが、物理エンジンの影響を受けるボールの
正確な位置が反映されず、爆弾の設置位置&爆破タイミングを合わせるのが困難という
事例が報告されている(ホスト役が一人でやるしかない)。
その他だと参加人数が増えるほど同期ズレやゲームからのドロップが多発するという
情報もあり、我々のプレイ時においてもこれは2回ほど発生していた。
或いはグラップリングフックを引っ掛けた状態が維持されないという話もあって
これだと吊されている側がフックが切れてしまう事から落下死したりする恐れがある。
実際に我々のプレイでも数回遭遇しており、「今、わざと離しただろ(笑)」とか
言い合いながらやっていた。パッチの記載がSteamには無いので調べた見たところ
PC版ではDay1パッチの他に12/19にV1.1がリリースされているだけの模様。
よってその後に発生している分の上記の様な不満にはまだ対応されていない状態である。

ラグに絡んでだが相当重いゲームでもあり、グラフィックスの設定を上げると
フレームレートは大分落ち込むので、値を表示させながら調整を行った方が良いだろう。
その負荷が操作時にタイミングのラグを生んでいるというのも考えられる。
ついでに書くとエフェクトが綺麗なのは良いとしても、4人プレイではあまりに派手過ぎて
敵も自分も今どうなっているのか良く見えなくなるという弊害も感じられた。

LC_ToO-03
次なる問題は“competitive co-op”とアイテムルートの要素。
協力と同時に対戦Co-opの要素を導入しており、具体的にはオブジェクトを破壊したり
敵を倒すと落とすゴールドとジェムは拾った人のみが入手出来て共有では無いという
ルールにされている。能力を強化したりするのにアミュレットとリングというアイテムが
用意されており、これは宝箱を開いて必要なだけのジェムを支払うという方式なので、
他人と競争してジェムをより多く集めれば自分だけが強くなれるという風にしている。
(アミュレットはオンになれば全員に効果が適用される)。
また「ジョークで仕掛けを外して他のプレイヤーを殺しても面白いよ」的なノリが
紹介動画内にも観られるが、これを利用してジェムの場所へと一人先行して辿り着く
みたいな作戦にも使えたりする。

この内部競争的な要素自体が面白いかどうかはともかく(個人的には不要と思うが)
これは上手く機能していないように感じられたし、掲示板での意見でも不満が
多く見受けられた。理由としてはそれ程強力なアイテムが存在する訳ではないし
装備スロットも少ないので非常に強くなれる設定では無い。種類が限られており
レアゲット等の楽しみが少ない。そもそも難易度が低い上に死のペナルティーが低いので
アイテムで強くなるという必要性が薄い等が挙げられている。

続いては操作性の比較。ゲームの操作方法は大きく分けて三種類あり
5時間ほどプレイしたがその中で随時切り替えながら比較検討していたその結果報告。
まずはオーソドックスなキーボード&マウスによる操作で、私の場合は基本的に
KB&マウスではやり辛いと感じない限りはゲームコントローラーは使用しない立場である。
実はこのゲームはそのKB操作において2種類の操作方法を用意しており、
一つ目がカーディナル(基本)設定でこれは普通のWASDによる十字移動方式となる。
問題はToOでは画面が斜め十字方向へとスクロールするシーンが大半を占めており、
それに伴ってキャラクターの移動方向も斜め十字が多くなる。よってWASDでの操作だと
二つのキーを同時押しして移動しないとならないケースが増えてしまう。その点では
確かにやや面倒だが、咄嗟に移動したりする時などの直感的な操作には適している。
だが同じ見下ろし視点でも十字移動が基本の一般的なゲームに比較すると、
このゲームの操作は斜めが中心な分だけやり辛いというのが現時点での印象である。

もう一つの方式はアイソメトリックでこれはキー操作を斜め標準にした方法。
つまり4方向の入力が斜め4方へのX形になる為、キー入力においては同時押しのケースを
大幅に減らせるという利点がある(逆に十字移動には2個のキー同時押し)。
これは確かに楽にはなるのだが、直感的な移動操作には向かないという感想。
WASDのどれがどの方向に動くのかを理解していたとしても慣れるまでが大変そう。
特に急ぎのアクションの際には誤操作が多くなるのは否めない。
ただ後日キーの配置をWESDの様にX字形にすると若干直感的に操作し易くなるのを確認。
とは言えこうすると今度はどのキーをどの指で押すのかという配置をどうするかの
別問題が発生。やはりこれも慣れないと難しそうで、これならカーディナルの方が
マシかなという感じはする。

そしてゲームコントローラーでの操作。おそらく公式にはXbox用しか
サポートしていないと考えられるがその純正コントローラーでの操作について。
移動に関しては直感的且つ平等に8方向に動かせるためこれが一番なのは確か。
問題は右手親指で操作する銃の狙い用スティックの動きで、マウスに比較すると落ちる。
しかしこれは私がそれに慣れていないというのも大きいと思われるし
FPSゲームほど精密な狙いを要求される訳でも無い。またマウスでの狙いと違って
画面端に移動した際の照準の勝手な動きに影響を受けないという利点も持っている。
掲示板でもコントローラーでの操作が評判が良いようで(逆に言えばKBでの操作に
不満の声が多い)、コントローラーでの操作に抵抗が無いのならば
これを使うのが一番良いゲームと言えそうである。

何しろCo-opのみでしかも途中までしかプレイしていない状況だが
皆でやるとパズルも複雑で楽しいけれどソロだとどうなのかなという不安は感じる。
ソロでCo-opよりも複雑で解法難易度が高いパズルを作るのは困難なはずである。
そうなると難易度を上げるにはパズルの複雑さよりもそれを達成する為のアクションの
難易度を上げる方向になるのだろうが、個人的な嗜好ではパズルが複雑な方が
好みである。このシリーズはアクションが難しいという印象が依然としてあり
そちらはそこそこで勘弁して欲しいというのが正直な所。

後日最後までプレイする予定だが、当然難易度は上がって来るであろうし
最終的な評価や操作性についてはそこまで保留という事にしたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です