ALIENS vs PREDATOR
予定 10/Q1
公式サイト
<STORY>
AvPをタイトルに冠したゲームは様々なゲーム機にて昔から幾つか出ているが、PCをメインにしたFPSゲームのシリーズとしては三作目になる作品。前作のAvP2が2001年なので相当久し振りの発売となる。今回はPC,
Xbox 360, PS3でのマルチプラットフォーム対応。
制作を担当するのは初代を1999に制作した英国のRebellion 。代理店は版権を持っているSega。正式タイトルは現時点ではまだ決定していない。
背景設定は映画「Alien 3」の30年後。惑星BG-386上においてWeyland-Yutani
corpがコロニーを建造している最中に、ピラミッド風の謎の遺跡を発見する。実はこの場所はプレデターが、内部のエイリアンを狩りして遊ぶ為の施設に使っていた所であった。しかし人間が内部を探索している最中に眠っていたクイーンを起こしてしまい、それに蜂起されたエイリアンの軍勢が外部へと放たれて攻撃を始めるという事態に。
星を再度支配下に置こうとするエイリアン、騒ぎを収める為にやって来た高ランクのプレデター、双方と戦うハメに陥った人間(海兵隊)という三つ巴の戦いが発生するという、いつものスタイルでゲームは進行する。
<GAMEPLAY>
まだ詳しい内容は分かっていないが、おそらくキャンペーンはどの種族からでも始められるのだと推測される。セーブ方式はチェックポイントが使われるが、PC版にクイックセーブがサポートされるのかは不明。ダメージの扱いはどうなるのか分からないが、これは種族によって異なるという可能性もある。
現時点で一番情報が公開されているのはプレデター。武器として両手のリストブレイド、オートターゲッティング機能を持つプラズマ・キャスター、コンピューターガントレット等の定番装備が確認されている。ディスクやスピア等も登場可能性は高いだろう。クローキングにより姿を消して行動し、エミッターによるチャージで人間の使うロックを解除したりタレットの様な電子制御機器を止めたり出来る。非常に戦闘能力が高い種族であるが、人間の制作した機械的な兵器には弱く、また多勢を一度に相手にしないようにステルスで進めるのが基本である。
ビジョンモードは三種類。人間を浮かび上がらせる熱源探知モード(青)、エイリアンを浮かび上がらせる電磁波モード(緑)、そして新規に登場するのがフォーカスモード(赤)。このモードにして周囲を見渡すと、現在位置からジャンプして移動可能なポジションをハイライト表示するので、そこでボタンを押すと自動的にその場所へとジャンプするようになっている 。地面から高い木の枝へと飛び上がったり、そこから遠くの枝や足場に長距離ジャンプ。或いは地面の人間の近くへと飛び降りたりも可能。
このシステムの意味合いを説明すると、実際にプレイヤーにジャンプアクションをさせてその成功を要求するのは、ジャンプのテクニックを競う様な形になって面白くないし、プレデターという種族でのプレイという観点からも、そんな事に苦労したり失敗する様な真似はプレデターらしくない。それと常に高く遠くへと大ジャンプが出来るという仕様にすると、それが出来て欲しくないシーンでも使われてしまうという問題がある。そこでこのモードでスキャンして可能だとされた地点にのみ通常では不可能な大ジャンプを可能にして、どうやって攻めるか,
何所から侵入するかという作戦行動におけるポジション取りの方にプレイヤーの焦点を向けてもらおうというデザインである。
相手の首を刈るトロフィーの収集は今回も導入されており、ゲーム上の意味はないが実績等に反映させる予定はあるそうだ。ただ相手が人間の場合にはその首を繋がっている脊椎ごと引き抜くという描写になっているので(以下のビデオ参照)、日本を含めた規制の厳しい国では問題視される恐れもある。トロフィーの収集行為自体を全面カットしてしまうのは雰囲気を損なうという点でどうかと思うし、別の映像ではもぎ取った首を使って網膜スキャナーを突破するというシーンも見られるので、人間の首を切り落とす描写自体が駄目となってしまうとそのパートを修正するのが面倒にもなる。Dead Space の用に日本では出せないという事にならないかちょっと心配。
その他では海兵隊の会話を録音して、それを使って周囲の警備の気を逸らすという手も使えるようになっている。
海兵隊の方はプレス向けにデモが公開されているだけで情報は断片的。気になるのは主人公の設定で、どういう立場に置くかというのが難しい。1では取り残された一人の海兵隊員が主人公で、エイリアンやプレデターに対してあまり強くないという設定だった。これは映画のイメージに近いという点では良かったのだが、その分難易度が非常に高いという点が批判の対象となった(自由にセーブが出来ないというのが大きかったのだが)。逆に2ではシュワルツネッガーそっくりのスーパーマン並の主人公を配置した結果、戦闘のバランスは取れているが人間が強過ぎて映画のイメージと違うという点が問題視された。
今回はどうなるのか詳細は不明だが、どうやら他の海兵隊員達と行動を共にするというシーンが増えるようだ 。死んだらそれまでという使い捨ての設定らしいが、人間単体ではそれ程強くないという設定を保ち、且つエイリアンはそれなりの数が一斉に襲って来るというシチュエーションを実現するには、やはり集団での対抗という設定にしないとならないと思われる。
ダイナミック・ライティングを実現しているので、暗闇による怖さというのが一段と増しており、海兵隊はショルダーライトとフレアを使ってそのハンデを克服しないとならない。当然モーション・トラッカーには常時頼る事になるが、これが常に使えるのかデバイスを持っている時だけ有効になるのかは不明である。
1では恐怖だったエイリアンのアシッド・ブラッドが復活しており、特に海兵隊は近くで倒すと体内から噴出した酸で大きなダメージを受けてしまうので、接近される前に倒さないとならないという事からより戦闘が難しくなっている。
一つの特徴としてランダム性を挙げており、プレイヤーに恐怖感を与える為に死んでチェックポイントに戻った場合には、その都度敵の登場場所とアイテムの置き場が変化する というシステムを導入している。よって出て来る場所を予測してそれに備えるという作戦は不可能。
エイリアンでのプレイについてはまだ情報が無い。
<MULTIPLAYER>
三種族による混合対戦をサポート。バランス調整は難しいが既に内部ではテストが続けられている。具体的なモードや仕様は未公開。Co-opに付いてはGearboxがそれをメインにしたAliens:
Coloniel Marinesを制作中なので、こちらでは扱わないのではないかと思われる。
<GRAPHICS>
自社製のAsura engineを使用。2が2001年のゲームなので、それに比較すると当然クオリティは格段に上がっている。
BRINK
予定 2010
公式サイト
<STORY>
英国のSplash Damage からの新作。Enemy Territory: Quake Wars 以来の作品となるが、これは自社プロジェクトでBethesda Softworksが代理店である。
PC, Xbox 360, PS3での発売。PC版をデグレードして発売したETQWとは異なり、今回は最初から全く同じゲームを三機種に提供するという姿勢で、PC版を特に重視するという形にはなっていない。
西暦2035年、既に地表の大半が破壊された地球では、空中都市として機能する巨大な"The
Arc"のみが棲息の場所として存在していた。この地で発生したレジスタンスとセキュリティという二大陣営による市民戦争を扱ったゲームである。
<GAMEPLAY>
制作に当たってはコンソール業界で働いていた人間を多数雇い入れており、コンソール市場での成功という点に特に力が入れられている。逆にPC版の位置は相対的に低下しており、内容的にも覚える事が非常に多かったコアなタイプのETQWに比較すると大分簡素化されている。
クラスベースのFPSでチーム戦のみをサポート。チームワークを最重視したゲームという点には変わりはない。しかし今回はETQWとは異なり両チームの設定は対称系 であり、片方のチームに慣れたら反対側でも同じ様にプレイが可能と覚えるべき点は相当減っている。参加人数は8vs8の16人まで。ゲームの内容からすると、PC版では参加人数を増やせるというタイプでは無さそう。
マルチプレイにもシングルプレイにも焦点を絞っておらず、どちらのゲームのファンでも楽しめるようにする というスタンスを打ち出している。開発側の話だと、コンソール市場では7割のプレイヤーがマルチプレイを全くしていないので、マルチプレイに焦点を絞ってシングルプレイはオマケという形式だと広範囲の支持を得られない。そこでシングルプレイとしても十分に満足出来るようなゲームを目指しているそうだ。基本的にゲームは常に8vs8というフル参戦で行われ、人間が足りない分はbotが補い、マルチプレイに人間が入ってくるとbotが抜けて行くという方式を採っている。しかし率直に言うと、こういったタイプのゲームでシングルプレイとしても十分に遊べるレベルのAIが導入された試しはまだ無い。
ETシリーズとは異なり、一つのキャンペーンが終わってもそのランクや経験値はリセットされない。プレイヤーのレベルアップは管理サーバーにより恒久的に更新される 。デザインは全体的にはR6Vegas と似ている方式と言えよう。
第一にキャラクタのカスタマイズが可能で、体型, 種族, 服装, 顔, ヘアスタイル,
入れ墨, 装飾品等が選択可能。レベルアップと共に選択肢が増えていく。クラスはSoldier,
Engineer, Medic, Operativeの四種類で、やはりレベルアップするとクラス別に使用可能な武器やアイテムと、それらのアップグレードが追加されていく。他にはアビリティ(特殊能力)が増える仕組み。
キャラクタの得る経験値とレベルアップにシングルプレイとマルチプレイの区別はなく、単一のキャラクタをどちらのモードでも共通して使用する。よってシングルプレイで先にレベルを十分に上げてからマルチプレイへ参戦するというやり方も可能。なお一応マルチプレイを推奨するという意図はあって、シングルプレイしかやっていないというデータのプレイヤーに対しては、経験値が倍になるマルチプレイの体験キャンペーン等を行う計画があるそうだ。
レベルが異なるプレイヤーが参戦するマルチプレイで両チームのバランスをどうやって取るのかは不明。ランキングから自動振り分けを行うのかも知れない。
プレイヤーがこなすタスク(Objectives)については独特なシステムで、現時点では正確にはどういう風に機能するのかハッキリしない。このゲームではチーム全体が共通して追っていく目標というのが存在せず 、各人が行うべきタスクは自動的に生み出される。(この時点からしてもう良く分からないのだが)。“Objective
Wheel”を開くと選択可能なタスクが多数表示されるので、その中から好みの物を選んでやると達成の為の方向やガイドが表示される。内容としては作業用のロボットをエスコート,
橋や施設を修理, 特定地点の敵を排除, 他のプレイヤーの手助け等々。もし達成にはクラス変更が必要な場合には、マップ内部のターミナルにアクセスする事でそれを行える。
おそらくOWには現在チームが勝利する上で有効と思われる項目が並び、それを次々に達成する事で勝利に貢献出来るという意味だと思うのだが、具体的な目標の達成に全員で協力するというデザインに比較して上手く機能するのか?という疑問が拭えない。そもそもどういう風にしたら勝利なのかも判っておらず、マップによって攻撃と守備が分かれるのかも不明。
戦闘面での仕様についても情報はほとんどないが、SMART (Smooth Movement Across Rugged Terrain)というユニークなシステムが導入されている。これはスプリントに当たるボタンを押している間は、視点の位置によって自動的に障害物をどうやってクリアするのかを判断するというもの。Mirror's Edge の様な自動判定システムで、地面に近い隙間に視点を向けている場合には自動的にその場所で隙間をスライディングですり抜け、障害物の上方に目を向けてそれに突っ込めば自動的にジャンプして乗り越える動作を行ってくれる。
その他まだいろいろと分からない点も多いゲームである。
*コンソールでは基本としてP2Pでプレイするという方針だそうだが、16人フルの状態で快適にプレイが出来るのか
*PC用にDedicated Serverが提供されるのか
*Dedicated Serverが提供されるとして、それを個人がランキング対応サーバーとして稼働させられるのか
<MULTIPLAYER>
Co-opもサポート 。この形式では同じチームに8人までが参加してプレイ出来る。ゲームは常に8人構成なので、プレイヤーが入って来るとAIが抜けて、プレイヤーが抜けるとAIの受け持ちに替わるという“Drop-In/Drop-Out”方式を採用。
<GRAPHICS>
今回もidのTech 4 engineを使用。ただしエンジンのグラフィックス部分はほぼ全てが変更されており、見た目のイメージも前作とはかなり変わっている。
RAVEN SQUAD
予定 09/08
公式サイト
<STORY>
ハンガリーのAtomic Motion からのRTSとFPSのミックス型ゲーム。同社はこれがデビュー作では無いようだが、世界レベルで発売されるメジャーな作品としては初となる。欧州ではEvolved
Games、北米ではSouthPeak Interactiveからリリースされる。
もう発売が近いが、これまで付いていたサブタイトルの“Operation Hidden
Dagger”は取り去られた様だ。Xbox 360とPCでのリリース。
舞台は2011年。アマゾンのジャングルにて某会社の現地の社員がテロリストに襲われて、重要な書類が奪われ人質も取られてしまう。会社の上層部は事態解決の為に傭兵を雇い、重要書類の奪還と人質の救出を依頼する。しかしテロリストの攻撃を受けて輸送機は墜落。生き残ったメンバー達は協力して自らのサバイバルの為にテロリストと戦わないとならなくなる。
<GAMEPLAY>
RTSとFPSの画面をシームレスに切り替えながらプレイ出来るのが最大の特徴 。プレイヤー側の傭兵部隊は衛星からのサテライト映像を映し出すデバイスを携帯しているという設定で、これにより上空からの俯瞰画面を見る事が可能になっている。
隊員(傭兵)数は3*2の6名。ちょっと前までは4*2の8名構成だったのだが、最新のプレイ画像では人数が減らされている。片方が攻撃主体のアサルトチームで、もう一方がステルスチーム。各人はロケットランチャーやスナイパーライフル等の得意武器を持っていたり、爆破担当やメディックの様な役割を持った者もいる等で、各人の役割が異なっているという構成。
RTSとFPSの両モードの使用に制限はなく、ゲーム全てを片方のモードのみでクリアする事も不可能ではないとしている。しかし双方には利点と欠点があるので、実際にそれを達成するのは困難だとも話している。
FPSモードの利点は操作する隊員の能力がプレイヤー自身の物になる という点で、隊員の本来持っているパラメータの能力に任せた自動戦闘では勝つのが厳しいというシーンでも、プレイヤーの実力次第で勝つ事も可能になる。なお操作する隊員は切り替え可能で、残りのメンバーは自動的に対応する。問題は敵の数が圧倒的に多いというケースが頻発するので、普通に戦闘に持ち込んで勝つのは相当困難というバランスである点。そこでRTSモードを活用しないとならない。
RTSモードでは上空からの視点になる。このモードではFPSの視点からでは見えない位置の敵を確認出来る のが大きい。またカメラを動かして自分の位置から離れている周囲の状況を探る事も可能なので、事前に敵の配置等を観察してどの方向から攻め込むのか作戦を考えられるようにもなる。部隊操作にしても「グレネードを投げろ」といったコマンドを指定出来るため、FPSモードに比較して6人全体としては効果的な攻撃を行える。
FPSモードの仕様はあまり詳しく分かっていないが、自動回復方式を採用している。しかし被弾ダメージへの耐久力は低く、カバーに隠れて戦わないと厳しいというバランス。メディックが居るので倒れてもすぐ死ぬ訳では無いと思うが、倒れる回数の制限等は不明である。隊員の補充は出来ないので、次のミッションまでは使えなくなるのか、一人でも行動不能になるとゲームオーバーなのかも判らない。攻撃ではアイアンサイトも可能。弾薬の補給はマップ内で敵の施設から奪う方式。
RTSモードは一般のゲームの様に施設を建設したり資源の概念は無いので、複雑な操作や多数のルールの理解を要求されるゲームではない。二つの部隊は三種類の移動速度(walk,
run, crouch)を指定して動かすが、当然遅いほどステルス度が高くなる。攻撃時は敵のグループを指定して攻撃するが、その時にはオフェンシブとディフェンシブのスタンスを切り替えられる。待機や移動中に敵と遭遇した際には自動的に応戦。またこのモードでは弾薬の保管庫等の周囲の重要な施設を見付けるのも容易くなる。
ゲームのミッション進行はリニアだが、どうやってアプローチするのかは自由度が高いという構成。ステルスを重視するか、オープンに攻撃を仕掛けるのかは自由。
実は以前にもField Opsという同タイプのゲームが存在していたのだが、発売前に立ち消えになってしまったのでこの作品はユニークな存在となっている。(ただし隊員を上空視点に切り替えて操作可能なFPSは既に出ている)。確かに目新しさは感じられるが、味方のAIが良く出来ていないと問題がありそうだ。FPSモードは特に変わったシステムではないので、RTSモードを使う事の面白さがどこまで出せるかが重要になると思われる。
<MULTIPLAYER>
2人でのCo-opに対応 しており、キャンペーンを通してのプレイが可能。それぞれが片方の部隊を受け持つ形になる。難易度はシングルプレイの時よりも上昇する。
<GRAPHICS>
自社製のエンジンらしいが、FPS視点でのグラフィクスはかなり綺麗という印象。RTSモードにて、ワイド画面以外だと表示範囲が狭くなるのか上下黒帯で対応するのかは不明。