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               MAFIA II


  予定 10/Q3

  公式サイト


<STORY>
 2K Games(Take-Two)のチェコ支社(2K Czech)となったIllusion Softworksが制作中の、2002年発売の傑作Mafiaの第二弾。続編を製作中というアナウンスは遡って2004年には行われていたが、ようやく最近になって実物が公開されるようになっている。
 発売はTake-Twoの2009会計年度になる予定(2008/11-2009/10)。機種はPC, Xbox 360で、PS3もほぼ決まっているようだ。コンソール版が先行発売されるという話も出ているが、PC版がメイン機種という情報も有って、現状ではまだそういう予定を立てられる様な段階では無いと見た方が良さそうだ。

 まず第一に、この2は前作とはストーリーや登場人物についての関わりを一切持っていない。完全に独立した話となっている。(同じマフィア社会の出来事として、ニュース等で見たりする様な事はあるらしい)。

 時代は1945-50年代となり、舞台となるのは仮想都市Empire City。主人公Vito Scalettaは極めて貧しい家庭に生まれ育ったハングリーな男で、行く行くは頂点へと上り詰めるという野望を胸に抱いて裏社会へと身を投じる。その後一度は投獄されたが、第二次大戦へと徴兵されて保釈。その彼が戦地から帰還した所からゲームは始まる。
 彼を迎えてくれたのは幼い頃からの親友Joe barbaro。彼の手引きで或るマフィアの組織の一因となったVitoは、この世界の頂点に立つべく再び裏社会での活動に関わって行くようになる。

<GAMEPLAY>
 ゲームの主人公はVitoとJoeの二人。プレイヤーが操作出来るのはVitoのみだが、二人の主人公と言える位にJoeがゲーム内で果たす役割が大きくなっている。Vitoは頭も回る冷静なタイプで、Joeは反対に直情的な暴れん坊といった設定になっている。

 舞台となるEmpire Cityのマップサイズは前作Lost Heavenの約2倍。区画でロードするのか、ストリーミングでロード無しなのかは不明。内部設計はマンハッタンをベースにしており、40-50年代の雰囲気を完璧に再現するべく細心の注意が払われている。実際にNYへと飛んで当時の資料を中心に大量のデータを集めたそうで、家具類・衣装・看板等、細かい部分に至るまで当時実際に存在していた物と同じ様に作り込まれている。また今回は都会の都市で時代的にも未来という事で、前作ほど郊外のロケーションは無く、より都会的な風景が大半を占めている。
 街中のNPCのAIにもリアリティを持たせており、朝自宅から出勤→バスで仕事場へ→仕事場のビル内に入る→夕方逆の順序で家へと帰る、といったルーチンでちゃんと動くらしい(全員とは思えないが)。自動車事故が起きれば両方のドライバーが降りて来て喧嘩を始めるし、犯罪を起こすNPCがいればそれを捕まえようと警察も自動的に動くという風に、街中の動きにもリアリティを感じられるレベルを目指している。


 ゲームの主眼は「優れたギャング映画の様な体験を味わえる濃密なストーリー」であるという点は前作と変らず、GTA4の様なオープンな世界を強調したゲームでは無い。発売元が同じ会社という事もあって比較の質問は多いそうだが、狙いとしている方向が違っているとしている。前作Mafiaも同時期発売のGTA3とよく比較されたゲームだったが、今回もそれと同じで両者のゲーム性は異なっている。

 GTAシリーズは自由に広いマップ内を行動可能で、その中に様々なイベント・ミニゲーム・アイテム集め等の楽しめる要素を一杯詰め込んでいるというのが特徴である。逆にMafiaはマップ内を自由に行動は可能だが、その中で特に何かが出来るというゲームでは無かった。(実質うろつくのに意味は無く、それはクリア後の別モードで遊ばせるというスタンス)。
 なぜそうなっているのかと言うと、これはGTAの弱点でも有るのだが、プレイヤーに行動の自由を与えるとストーリーに没入させる事が難しくなるからである。ストーリーに引き込むにはその展開のペース調整が重要となるが、何時でも好きな時にメインのストーリー進行ミッションを離れて何時間も遊んでから帰って来られるゲームでは、それを調整するのは非常に難しくなる。例えば2時間の映画はそれを最後まで通してみる事を前提として起伏が計算されており、これを途中で5回・10回と中断しながら長期間に渡り鑑賞された場合には、内容に没入出来ないのでストーリーの面白さも薄れてしまう。つまりメインのストーリー進行以外にも楽しめる要素を散りばめて自由に遊ばせるという点に力を入れるのは、ストーリーを最重視するこのMafiaの様なゲームでは逆効果になる。よって今回もその部分には特に力を入れていない。

 ただ今回はおそらく前作のFree Rideの様な別モードが無いのと、やはり時代としてそういった自由度が求められているというのも有るのか、多少は自由に行動する事に意味が持たされている。一つは今回はお金が重要となるので、それを稼ぐ為のイベント等がマップ内に幾つか設定されている。また前作では非常に限定的だった達成はオプションとなるサブ・ミッションがかなり増えている。アイテム類を管理出来る自分自身の家も用意されているそうだ。

 ゲームのストーリー設定はまだほとんど明らかになっていない。3つのギャング・ファミリーの抗争となるようで、今回はプレイヤーの選択によってその後の展開が変化するようにもなっているし、マルチ・エンディングでもある。ただし選択によって大きく変化する構成というのは、誰もが濃密で面白い展開を味わえるようにするという狙いとは相容れないものもあり、個人的にはどの様な選択をしてもあまり劇的な変化は起きないと想像している。


 犯罪の扱いはもっとリアルになっている。何等かの犯罪を犯した場合、その目撃者や警察が実際に連絡(パトカーや電話ボックス)をしない限りは増援は来ない。もし通報された場合、その頻度(罪)に応じて手配書が作成され、以後は普通に行動をしていても追い駆けられる羽目になる。そうなると車を目撃されているケースならナンバープレートを変えたり塗装を塗り直したりが必要となり、自分自身ならば別の服に着替えたりしないとならない。
 更に上のレベルに達すると、その犯罪多発地域(マップ全体ではない)における警官とパトカーの数が増えて仕事がやり難くなる。これを元に戻すには、市長に賄賂を贈れば良い。

 Vitoの行為に対してはRespect systemと呼ばれる物が関係している。Vitoはマフィアのトップになりたいと願ってはいるが、同時に尊敬を集める人間でなければならないと考えており、周囲からどれだけ尊敬されているかというのが数値化されて表現される。例えば無意味に一般人を殺したりするとRespectの値は下がる。おそらくこれはどのエンディングに辿り着くのかにも関係していると思われる。


 車は当時の物を80種類ほど予定。前作に比較すると時代が経過しているので車のパワーが増しているのが特徴。一般的なレースゲームの感覚に近くなっている。スピード違反に対する警察の取り締まりも前作ほどは厳しくない。車の壊れ方も部位ダメージ制で、見た目にも派手に壊れる様になっている。ガソリンスタンドにて給油が必要なのは同じだが、車を洗って汚れを落としたり、修理を行って犯罪の痕跡を消したりも可能。
 車の強奪に付いては前作の様な制限は無くなり、どんな車でも奪えるようになった。だが逆に走っている車を止めて中の人を引き摺りだして奪うといった行為は出来なくなっており、奪うこと自体の難易度は上がっている。錠開けのミニゲームを行うか、停車中の車のガラスを壊してやるかになるが、いずれも時間が掛かるので周囲の状況をよく見て行わないとならない。

 戦闘は三人称視点なのは変わらず。ただし真後ろではなく若干斜めにカメラ位置は設定されているようだ。カバー・システムを採用しており、おそらくHPはメーター無しの無限回復と想像される。照準はオートエイム方式だが、PC版ではこれは切る事が可能。今回の変化としては素手による肉弾戦が拡張されており、いろいろなパンチや蹴りを繰り出して戦えるようになっている。また周囲のオブジェクトが武器としても使用可能となり、ビンを掴んで殴り、割れれば次は突き刺したりも出来る。

 セーブ方式はチェックポイント制だが、間隔が長かったりした前作の問題点は改善されているそうだ。コンソール対応になったので、難易度選択も出来るようになると思われる。

 その他では食事の概念が在るようだが詳細は不明。


 個人的にも相当期待している作品だが、不安な点も有る。一つは今回のプロデューサー兼シナリオ・ライターでもあるDon Vavra以外、前作の主要な開発メンバーはもう会社に残っていないそうだ。つまり制作会社は同じだが、作っているメンバーは前作とは別であるという点。それと同社は工程管理がしっかりしていないのかやたらとゲームの開発が遅れるという印象があり、前作のMafiaも当初の発売予定日から1年半程遅れて、しかももう間に合わないとしてマルチプレイ部分を全部カットしてようやく出たという経緯がある。Hidden & Dangerous 2も同じく2年程度遅れての発売となった。その意味で2009年内に出るのかという点には懐疑的にならざるを得ない。或いは出るにしても当初計画されていた要素を大幅に削ってのリリースになったりはしないかと心配。


<MULTIPLAYER>
 具体的な情報無し。Mod関連の可否も同じ。

<GRAPHICS>
 自社製の新エンジンを採用。仕様等は分からないが公開されているSSのクオリティは高い。カットシーンを効果的に見せるのに効果的なシステム(スクリプト)を持つとされている。

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